多磨霊園TOPページ > 多磨霊園について > お墓のリフォーム
多磨霊園のように歴史ある霊園内では、かなり古い時代に立てられたお墓も多く見受けられます。
常時屋外で雨風にさらされている墓石は年が経つとどうしても劣化してきます。
近年、「墓じまい」などが深刻になっておりますが、なかには「自分の家のお墓を大切にし、子孫まで承継していきたい」と考えている方も多くいらっしゃいます。
では、古くなって劣化したお墓や壊れてしまったお墓はどうしたらいいのか?
お墓は家と同じでリフォームする事が可能です。
もちろん、多額なお金を使い新しく建て替えることも出来ますが、リフォームでお墓をきれいに蘇らせることで、費用を抑えることが可能です。
このページでは、
実際に多磨霊園内で施工されたお墓のリフォーム事例につき紹介・説明いたします。
所リフォームを行う場合、色々な箇所をまとめて改修される方がほとんどですが、個別にみていくと多磨霊園では下記の改修工事(リフォーム工事)が多くみられます。
「土間コンクリートの打設」を行う場合は「植木を撤去」しなければならないなど墓所ごとに工事の出来る条件は異なりますが、もちろん単一での工事も可能です。下記ではその他のリフォーム工事をご紹介致します。
ご遺骨を納める設備をカロート室と言います。
また、カロートへの出入口となる石材を拝石や蓋石と呼びます。
カロート自体は地中にあります。そのため、通常はカロート内部に水や土が侵入しないよう、セメントを使用し拝石を固定しています。ただし、この目地部分は地中・地表にあるため、年月が経てば目地切れを起こしてしまいます。
この工事は御影石でカロートの入り口部分に厚みを増し、目地部分を地上に上げることで、カロート内に水や土などの侵入を防ぐ役割を果たします。
多磨霊園のような公園墓地では多くの木々があり、墓所に種などが多く飛んできます。また野鳥も多く生息しておりますので、鳥が種を運んでくることもあります。
久しぶりにお墓参りに行ったら墓所が雑草だらけだったなんて事も多いのではないでしょうか?
多磨霊園内にある古い墓所の多くでは墓所内に土の部分が残っています。そこに種が飛び知らぬ間に実生の木や雑草が茂ることが多くあります。
現在の土部分にコンクリートを打設する事で防草効果の役割を果たします。
※リフォーム完了後の墓所写真は「拝石交換」も併せて行っております。
石種にもよりますが、常時屋外に置かれているお墓の外柵は風化と共にボロボロになっていきます。また、多磨霊園内でお墓の外柵を壊す一番の原因は「植木の根」です。
植えたときは小さなものであったかもしれませんが、年月と共に根が墓所内に張り巡らされ、外柵を壊していきます。そのような場合は植木の撤去も必要となってきます。ずれてしまった外柵を直すことも可能ですが、外柵が新しくなると墓所全体の雰囲気は大きく変わり、明るい感じが出てまいります。
※リフォーム完了後の墓所写真は「植木撤去」も併せて行っております。
お墓の石は表面を削って磨き直す事で、現在彫られた家名などの彫刻を変更することが可能です。
※但し、墓石のサイズは削った分だけ少し小さくなります。
多磨霊園墓所の権利は名義人からみて6親等・名義人の配偶者からみて3親等の方が承継可能となっております。 その為、お墓には○○家と彫刻されているが、管理している方(名義人)が△△家の方といったようなケースは大変多くあります。
そのような場合、△△家の方も使う為に家名を彫り直したり、家名ではなく好きな言葉を彫り直したりすることが可能です。 もちろんお好きな墓石に作り直す事も可能ですが、削り直しはよりコストを抑えた方法となります。
※リフォーム完了後の墓所写真は「拝石交換」 「土間コンクリート」「外柵交換」「花立改造」も併せて行っております。
墓石に彫られた大きな文字は削らなければ修正できませんが、故人のお名前など小さな文字であれば修正が可能です。
多磨霊園内でよく伺うのはお名前の漢字が戸籍上と違うので直して欲しいというものです。
そのような場合、修正する文字を特殊なものでパテ埋めし、乾燥後に彫り直し致します。
但し、自然の石に人工物を加えた補修ですので、数年経つと補修痕が目立つ事もあります。
本当にきれいに直したい方は前項同様の削り直しか作り直しをお勧め致します。
※家名などの大きな文字でも上記のような簡易的な補修であれば可能です。
今までは故人のお名前を「刻んでいなかった」「お石塔に刻字していたが追加で彫る場所がなくなってしまった」など理由は様々ですが、あとから墓誌を建てられる方は多くいらっしゃいます。
墓誌ひとつとっても、色々な石種や形状がありますので、ご検討される方は当社までご連絡ください。
墓所の広さや設置場所によってバランスの取れた大きさの墓誌を設置した方が、墓所全体の見た目もきれいになります。
昔からのお墓にはよく植木が植えられています。
前述の通り、大きく育った植木は墓所の外柵を壊す一因となります。
土間コンクリートの打設工事と一緒に行う事が多いですが、外柵などを壊さない為にも植木撤去だけの工事も承っております。
植木がなくなるとだいぶスッキリとした印象の墓所となります。
※リフォーム完了後の墓所写真は「拝石交換」 「土間コンクリート」も併せて行っております。
昔からのお墓にある花立は、合金やプラスチック製の花立をネジ込みで固定している脱着式のものをよく見かけます。
これらの花立は「ネジ込み部分」を石材に埋め込み、接着したものですが、ネジ部分が劣化し上手く外せなかったり、無理に外そうとすると折れてしまったりすることが多くあります。
花立の内側はどうしても汚れが溜まってしまいますので、お墓参りの際に皆さんお掃除されますが古いものですと外すこともままならず一苦労のようです。
※もちろん既存のネジ込みタイプを修理する事も可能です。
宗派や教義にもよりますが、お墓参りにお線香は欠かせません。
お線香は故人の食べ物などと言われ、お墓参りの際に焚きますが、昔からのお墓ではお線香をタテに立てる香立がよく使われています。
そのようなタイプですと、お線香の灰が下に落ちてしまい、せっかくお掃除した墓所も汚れてしまいます。
また、その灰を放置しておくと、雨に濡れた灰がペースト状になり石材に付着してしまいます。
最近ではお線香をヨコ置きするタイプの香炉が主流となっており、灰は香皿の上に残りますので、お墓が汚れる心配がありません。
※リフォーム完了後の墓所写真は「拝石交換」 「土間コンクリート」「外柵交換」も併せて行っております。
骨壺を納めるスペース(納骨室)をカロートと言います。
長い年月が経つお墓では、カロート内が骨壺でいっぱいになってしまうこともよくあります。
粉骨のページで紹介しました通り、お骨を粉にして容積を減らし、新しいスペースを作りことも可能ですが、粉にすることに抵抗がある方などは、カロート自体を大きなスペースに改築することも可能です。
※写真では分かりづらいですが、□のカロートをT字のカロートに改築しスペースを拡げています。
今までご紹介してきた通り、現在のお墓(石材)に手を加えることで墓所全体をきれいにすることも可能ですが、予算に余裕のある場合などは、お墓を丸々新しいものに変えてしまうことももちろん可能です。
今風のお墓に変えることで、墓所全体の雰囲気も大きく変わります。
※リフォーム完了後の墓所写真は「墓誌新造」も併せて行っております
本ページではお墓に関する様々なリフォームをご紹介させて頂きました。
お墓のリフォームは人生のうちに何度も行うものではありませんが、お墓を新規で建てることに比べれば、比較的手軽に取り組むことが可能です。
建ててから年数の経過したお墓もリフォーム工事で見違えるように雰囲気も変わります。
皆様もご先祖様のために、お墓をきれいに掃除されているかと思いますが、一歩踏み込んだ清掃やリフォームは是非とも当社までお問合せください。